2007年08月07日(Tue)
八十歳の青春
八十歳の原野さんは一年二ヶ月かけて自転車で日本一周し、目的地を目の前にして事故のために亡くなった。テレビは旅の間に原野さんと出会った人々の感動を伝えていた。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
2007年08月01日(Wed)
今月の聖語[平成十九年八月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「無常」 弘安二年(一二七九年聖寿五十八歳)
相思相愛の夫婦。夫が先立ち妻が残った。亡き夫を思う妻の真情の哀切(あいせつ)さは、死後日数(ひかず)を経ていよいよまさり、つのる。
一年を過し二年目もすごして第三回忌を迎えた。日蓮聖人は、慰藉の書状を呈し和歌二首をそえた。
「散りし花 落し果(このみ)も咲き結ぶ などかは人の 返らざるらむ」
「去年(こぞ)も憂(う)く 今年も辛(つら)き月日かな 想いはいつも 晴れぬものゆへ」
去ってのち再びまみえることのない死別。憂悲(うひ)に沈む月日。
亡夫恋慕の情を法華経の題目・南無妙法蓮華経におきかえて、どうぞどうぞお唱えつづけてくださいと念じ願う。状は、「法華経の題目を唱えまいらせてまいらせ」と記される。
=解説=「無常」 弘安二年(一二七九年聖寿五十八歳)
相思相愛の夫婦。夫が先立ち妻が残った。亡き夫を思う妻の真情の哀切(あいせつ)さは、死後日数(ひかず)を経ていよいよまさり、つのる。
一年を過し二年目もすごして第三回忌を迎えた。日蓮聖人は、慰藉の書状を呈し和歌二首をそえた。
「散りし花 落し果(このみ)も咲き結ぶ などかは人の 返らざるらむ」
「去年(こぞ)も憂(う)く 今年も辛(つら)き月日かな 想いはいつも 晴れぬものゆへ」
去ってのち再びまみえることのない死別。憂悲(うひ)に沈む月日。
亡夫恋慕の情を法華経の題目・南無妙法蓮華経におきかえて、どうぞどうぞお唱えつづけてくださいと念じ願う。状は、「法華経の題目を唱えまいらせてまいらせ」と記される。
2007年07月01日(Sun)
今月の聖語[平成十九年七月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「獅子吼」 文永九年(一二七二年聖寿五十一歳)
日蓮聖人の仏教理解の肝要は、 “法華経最第一”につきる。「仏の説法」は数多の経典となって伝えられる。その仏の説法を獅子の吠(ほ)(吼(ほ))えるにたとえて獅子吼という。獅子とは百獣の王と呼ばれるライオンである。百獣を威圧するように、仏の説法は悪魔・外道を屈服させ、万人を救護する。従って諸経の中の王「法華経」は、諸経を統括する大王経だから経中における「獅子吼の第一」なのである。
釈迦如来の御心(みこころ)であり御志(おんこころざし)である「南無妙法蓮華経」は一切の群経を統括し、束ねる「獅子吼の第一」であり “法華経最第一“の率直な表白(ひょうびゃく)・表出である。
=解説=「獅子吼」 文永九年(一二七二年聖寿五十一歳)
日蓮聖人の仏教理解の肝要は、 “法華経最第一”につきる。「仏の説法」は数多の経典となって伝えられる。その仏の説法を獅子の吠(ほ)(吼(ほ))えるにたとえて獅子吼という。獅子とは百獣の王と呼ばれるライオンである。百獣を威圧するように、仏の説法は悪魔・外道を屈服させ、万人を救護する。従って諸経の中の王「法華経」は、諸経を統括する大王経だから経中における「獅子吼の第一」なのである。
釈迦如来の御心(みこころ)であり御志(おんこころざし)である「南無妙法蓮華経」は一切の群経を統括し、束ねる「獅子吼の第一」であり “法華経最第一“の率直な表白(ひょうびゃく)・表出である。