2007年10月01日(Mon)
サフラン革命
ミャンマの仏教僧が二十年近い軍事政権の横暴に抗議して立ち上がった。
欧米のマスコミは僧衣の色にちなんでサフラン革命と呼んでいる。
騒動のなかで日本人記者が殺された。暴挙である。
北朝鮮と同じ軍事独裁国家に対して日本政府は強く抗議してもらいたい。
軍隊は僧院へ突入し、犠牲となった僧侶もいると思われる。同じ仏教僧として、
暴力にたちむかう僧侶の無事を祈りたい。
欧米のマスコミは僧衣の色にちなんでサフラン革命と呼んでいる。
騒動のなかで日本人記者が殺された。暴挙である。
北朝鮮と同じ軍事独裁国家に対して日本政府は強く抗議してもらいたい。
軍隊は僧院へ突入し、犠牲となった僧侶もいると思われる。同じ仏教僧として、
暴力にたちむかう僧侶の無事を祈りたい。
2007年10月01日(Mon)
今月の聖語 [平成十九年十月]
平成十九年十月の聖語をご紹介します。
=解説=娑婆即寂光浄土 文永元年(一二六〇年聖寿三十九歳)
「国土泰平・天下安穏」は全ての人が願い望むところ。仏の教えは現実社会の仏土化、娑婆と呼ばれるこの世を仏の国土、仏国土とすること。娑婆の浄土化、娑婆即寂光浄土を目指すために仏教はある。
極苦のこの世を離れて他に求むべき極楽はない。だから、この世からの逃避・脱出は責任の放棄。この世にふみとどまって仏土建設に献身することが、仏教徒の仕業。そのことを日蓮聖人は、経文に準拠してこもごも語る。「経文顕然なり。私の詞(ことば)、何ぞ加えん」「文に就て世を見るに誠に以て然(しか)なり」となどと。経文と現実は符合する。
=解説=娑婆即寂光浄土 文永元年(一二六〇年聖寿三十九歳)
「国土泰平・天下安穏」は全ての人が願い望むところ。仏の教えは現実社会の仏土化、娑婆と呼ばれるこの世を仏の国土、仏国土とすること。娑婆の浄土化、娑婆即寂光浄土を目指すために仏教はある。
極苦のこの世を離れて他に求むべき極楽はない。だから、この世からの逃避・脱出は責任の放棄。この世にふみとどまって仏土建設に献身することが、仏教徒の仕業。そのことを日蓮聖人は、経文に準拠してこもごも語る。「経文顕然なり。私の詞(ことば)、何ぞ加えん」「文に就て世を見るに誠に以て然(しか)なり」となどと。経文と現実は符合する。
2007年09月14日(Fri)
今月の聖語[平成十九年九月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=知教者(ちきょうしゃ) 文永七年(一二七〇年聖寿四十九歳)
経典多数のために、諸経の優劣を一定の基準から取捨し、それによって根拠とする経をたてたために諸宗乱立を生んだ。論師・人師とよばれる学僧が一宗をたてて一派を起した。それぞれ学的根拠をもつが、「仏意を窺(うかが)わざる論(ろん)師(し)・人(にん)師(し)多くして」と日蓮聖人は批判している。
仏意(ぶっち)、それは仏の衆生救済の熱きおもいを仏典の中に発見し、仏のご意志を汲み上げること、仏のご本意にもとづくことである。
仏意(ぶっち)忘却(ぼうきゃく)はすでに仏教ではない。一方に偏せず、いくつもの学者の考え方もまずおいて、直接経文の説示に従えば、法華経は最勝である。仏者は、経の本意・仏の本懐・仏意をきわめる知教者でなくてはならぬ。
=解説=知教者(ちきょうしゃ) 文永七年(一二七〇年聖寿四十九歳)
経典多数のために、諸経の優劣を一定の基準から取捨し、それによって根拠とする経をたてたために諸宗乱立を生んだ。論師・人師とよばれる学僧が一宗をたてて一派を起した。それぞれ学的根拠をもつが、「仏意を窺(うかが)わざる論(ろん)師(し)・人(にん)師(し)多くして」と日蓮聖人は批判している。
仏意(ぶっち)、それは仏の衆生救済の熱きおもいを仏典の中に発見し、仏のご意志を汲み上げること、仏のご本意にもとづくことである。
仏意(ぶっち)忘却(ぼうきゃく)はすでに仏教ではない。一方に偏せず、いくつもの学者の考え方もまずおいて、直接経文の説示に従えば、法華経は最勝である。仏者は、経の本意・仏の本懐・仏意をきわめる知教者でなくてはならぬ。