2006年11月01日(Wed)
今月の聖語[平成十八年十一月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「大果の成就」文永八年(一二七一年 聖寿五十歳)
仏教習学に従事するということは、仏道の大道を会得して自身が仏となり、ひいては恩ある人々を仏道へすすめて大果を成就して欲しいと念願するためである。
この文は、日蓮聖人が、流人として佐渡島へ発つにあたり故旧の人々にあてた別離の手紙の一節である。仏道成就はあだやおろそかではなし得ない。かりそめごとではなし難い。「決死殉教の勇猛心」の必要を国家の罪人と扱われ佐渡へ赴く日蓮聖人は、体感した。「仏になる道は、必ず身命をす(捨)つるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」と、一節は続く。
述懐の言葉がまことに重い。
=解説=「大果の成就」文永八年(一二七一年 聖寿五十歳)
仏教習学に従事するということは、仏道の大道を会得して自身が仏となり、ひいては恩ある人々を仏道へすすめて大果を成就して欲しいと念願するためである。
この文は、日蓮聖人が、流人として佐渡島へ発つにあたり故旧の人々にあてた別離の手紙の一節である。仏道成就はあだやおろそかではなし得ない。かりそめごとではなし難い。「決死殉教の勇猛心」の必要を国家の罪人と扱われ佐渡へ赴く日蓮聖人は、体感した。「仏になる道は、必ず身命をす(捨)つるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」と、一節は続く。
述懐の言葉がまことに重い。
2006年10月25日(Wed)
足下には彼岸花
ルイは三才オス、柴犬のジョンは六才のメス。しっぽを振るジョンを連れて散歩に行く。足下には彼岸花。
いつの間に もう秋! 昨日は 夏だった。
と 立原道造はうたった。
西の山並みの手前には日本のシリコン・バレーと呼ばれる建物が光る。お寺の二台のパソコンはあそこに勤める若者が面倒を見てくれる。私はパソコンが苦手なのだ。
お寺に帰ると「明日は忘れずに来て下さい」と京都のOさんからのメール。
いつの間に もう秋! 昨日は 夏だった。
と 立原道造はうたった。
西の山並みの手前には日本のシリコン・バレーと呼ばれる建物が光る。お寺の二台のパソコンはあそこに勤める若者が面倒を見てくれる。私はパソコンが苦手なのだ。
お寺に帰ると「明日は忘れずに来て下さい」と京都のOさんからのメール。
2006年10月22日(Sun)
本堂で朝のおつとめをする
本堂で朝のおつとめをする。座ると、ふと、異様な視線をかんじた。日蓮聖人のお木像のよこで、茶色のアメショの猫がわたしたちを見下ろしてる。これが寺に住みついてるルイか。ルイはすばやく駆け下りて、姿を消した。
法華経を読誦し、立正安国論を拝読する。鎌倉時代の災害の描写で始まるこの書物は日蓮聖人が幕府へ提出した意見書である。
庫裡へとさがって、新聞を開くと、台風の被害が報じられていた。
法華経を読誦し、立正安国論を拝読する。鎌倉時代の災害の描写で始まるこの書物は日蓮聖人が幕府へ提出した意見書である。
庫裡へとさがって、新聞を開くと、台風の被害が報じられていた。