アーカイブリスト
2007年04月28日(Sat)
間伐材のお塔婆
大雨の季節が近い。今年も洪水の被害に悩まさめるのだろうか。洪水の原因の一つとして山林の荒廃が指摘されている。国産木材の需要低迷によって山林の手入れができないためである。「手入れのときに生じる間伐材でお塔婆をつくったら、お寺で使ってもらえないだろうか」と知人が木材会社から依頼されたという。山林の再生、環境保護につながることにならと、あちこち声をかけてがんばってみたいと考えているようだ。
2007年04月13日(Fri)
寛容の精神
お堀端にある出光美術館で「志野と織部」展を見た。
ショップで十年前の「パリ・ギメ美術館展」の図録を見つけて購入した。
ギメは仏教の寛容の精神を高く評価し、明治初め、日本をはじめアジア各地から仏像等を収集した。現代日本の仏教徒はこの寛容の精神をもって、世界に貢献したいもの。
今日(4月8日)はお釈迦さまの誕生日。
誕生仏を拝しながら、ひとりのフランス人があこがれたお釈迦さまの心に思いをめぐらした。
ショップで十年前の「パリ・ギメ美術館展」の図録を見つけて購入した。
ギメは仏教の寛容の精神を高く評価し、明治初め、日本をはじめアジア各地から仏像等を収集した。現代日本の仏教徒はこの寛容の精神をもって、世界に貢献したいもの。
今日(4月8日)はお釈迦さまの誕生日。
誕生仏を拝しながら、ひとりのフランス人があこがれたお釈迦さまの心に思いをめぐらした。
2007年04月03日(Tue)
無題
朝勤のとき立正安国論を拝読している。一年間通読して感じたことは、日蓮聖人がお手紙で「仏法は体のごとし、世間は影のごとし、体曲がれば影ななめなり」 【定一七五二項】と述べられているように、社会における宗教の役割と責任の大きさだった。振り返ってみると、バブルとその崩壊の間にオウム真理教をはじめ怪しげな宗教が巷をにぎわした。安穏な社会をめざして、正しく仏教を実践したいものである。
2007年04月02日(Mon)
今月の聖語[平成十九年四月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「積み重ね」 弘安元年(一二七八聖寿五十七歳)
雪は累年つみかさなって融けぬとよりすぐった水の精華、水晶となる。千年も過ぎれば氷は化して玻璃珠になるという。玻璃は水精、七宝の一つで水晶のことである。一所懸命の頑張り、精励、精進。混じりけをなくした精粋。これらは必ず尊い結 晶をもたらせる。「悪積れば地獄」というのも、それなりの結晶である。われらの願いは「善積れば仏となる」こと。善根功徳の累積は仏となるほかない。積悪の余殃、積善の余慶。大善の持続が大果を生む。大果とは成仏。信仰主体者は、このことにおもいをこめる。経に「積功累徳」と説く。余殃とは、悪事の報いとしてくる災い。その反対語が余慶である。
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