アーカイブリスト
2006年11月10日(Fri)
安心して暮らしたい
暑い(?)秋から冬へ。竜巻で多くの死傷者。親殺しに子殺し、そして相次い
だイジメによる自殺。買い物に出かけると、コンビニのご主人が「電栄おしょ
う、日本は異常ですね」と声をかけてくる。店の入り口には「私たちは地域社
会の安全・安心に貢献するお店づくりを目指しています」とあった。しかし、
隣町のコンビニは強盗の被害にあった。これからは安心して暮らせなくなるの
だろうか。安心して暮らしてゆける国づくりのためには・・・何が必要?
だイジメによる自殺。買い物に出かけると、コンビニのご主人が「電栄おしょ
う、日本は異常ですね」と声をかけてくる。店の入り口には「私たちは地域社
会の安全・安心に貢献するお店づくりを目指しています」とあった。しかし、
隣町のコンビニは強盗の被害にあった。これからは安心して暮らせなくなるの
だろうか。安心して暮らしてゆける国づくりのためには・・・何が必要?
2006年11月02日(Thu)
毒蛇に生まれ変わった商人
表通りから一歩はいると、古都の路地はなつかしい日本。そのなかにひっそりたたずむお寺の私の彼岸法話の題は「毒蛇に生まれ変わった商人」。
一生懸命働いてはお金を貯めるのに余念のない一人の商人がいた。彼はせっせと壺に金貨をためては住まいの下へ埋めた。その壺が七つになったとき、彼は急死した。七つの壺が他人に盗まれることをおそれるあまり、彼は毒蛇に生まれ変わって、壺を守った。ある日のこと、七度毒蛇に生まれた商人は、施しの大切を説かれた仏さまの声を聴いた。彼の心には反省の心が生まれ、仏さまに七つの壺を寄進して、毒蛇の生涯から離れたという。
他人事ではない。私たちは施しの心を学ぶ前に命が終わるのではなかろうか。夕方、料理屋でごちそうになってると、檀家のWさんが突然亡くなったとの知らせが入った。
一生懸命働いてはお金を貯めるのに余念のない一人の商人がいた。彼はせっせと壺に金貨をためては住まいの下へ埋めた。その壺が七つになったとき、彼は急死した。七つの壺が他人に盗まれることをおそれるあまり、彼は毒蛇に生まれ変わって、壺を守った。ある日のこと、七度毒蛇に生まれた商人は、施しの大切を説かれた仏さまの声を聴いた。彼の心には反省の心が生まれ、仏さまに七つの壺を寄進して、毒蛇の生涯から離れたという。
他人事ではない。私たちは施しの心を学ぶ前に命が終わるのではなかろうか。夕方、料理屋でごちそうになってると、檀家のWさんが突然亡くなったとの知らせが入った。
2006年11月01日(Wed)
今月の聖語[平成十八年十一月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「大果の成就」文永八年(一二七一年 聖寿五十歳)
仏教習学に従事するということは、仏道の大道を会得して自身が仏となり、ひいては恩ある人々を仏道へすすめて大果を成就して欲しいと念願するためである。
この文は、日蓮聖人が、流人として佐渡島へ発つにあたり故旧の人々にあてた別離の手紙の一節である。仏道成就はあだやおろそかではなし得ない。かりそめごとではなし難い。「決死殉教の勇猛心」の必要を国家の罪人と扱われ佐渡へ赴く日蓮聖人は、体感した。「仏になる道は、必ず身命をす(捨)つるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」と、一節は続く。
述懐の言葉がまことに重い。
=解説=「大果の成就」文永八年(一二七一年 聖寿五十歳)
仏教習学に従事するということは、仏道の大道を会得して自身が仏となり、ひいては恩ある人々を仏道へすすめて大果を成就して欲しいと念願するためである。
この文は、日蓮聖人が、流人として佐渡島へ発つにあたり故旧の人々にあてた別離の手紙の一節である。仏道成就はあだやおろそかではなし得ない。かりそめごとではなし難い。「決死殉教の勇猛心」の必要を国家の罪人と扱われ佐渡へ赴く日蓮聖人は、体感した。「仏になる道は、必ず身命をす(捨)つるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」と、一節は続く。
述懐の言葉がまことに重い。
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