2008年08月21日(Thu)
ヒロシマとナガサキ
今年もヒロシマとナガサキの式典が終わった。
あれから六十三年、被爆者の平均年齢は七十五歳。
しかし、残念なことに被爆認定問題は被爆者にとってまだ不十分であろう。
そんな中、毎年毎年、多くの被爆者が亡くなっていく。
あと十年余もすれば、直接の被爆者は少なくなるだろう。
厚労省はひたすらその時の来るのを待っているのではないのか。
こういう国家の態度を国民にあらわにしていて、日本の将来は大丈夫なのか。
国家への誇りが生まれるべくもないだろう。
帰宅途中のタクシーの中でビールや商品券のキックバックをせびる役人は前防衛省の次官に比べればかわいいものだが、かれらに自尊心はあるのだろうか。
日本国の組織が劣化していることはまちがいない。
『狂気の核武装大国アメリカ』(集英社新書)という本が出た。
毎日新聞の田中優子氏の紹介によると、核軍事システムがますます強くなるわけは、軍産複合体が国家を牛耳っているからだという。
前世紀半ばにアイゼンハワー米大統領が指摘していたことだが、日本で言うと天下り体制だろう。
今後、世界を滅亡へ導くのは、体内に巣食ったこのような癌組織かもしれない。
なんだか世界は百年前に逆戻りしたようで、そういえば、小林多喜二の『蟹工船』が売れる理由はこんなところにあるのかもしれない。
あれから六十三年、被爆者の平均年齢は七十五歳。
しかし、残念なことに被爆認定問題は被爆者にとってまだ不十分であろう。
そんな中、毎年毎年、多くの被爆者が亡くなっていく。
あと十年余もすれば、直接の被爆者は少なくなるだろう。
厚労省はひたすらその時の来るのを待っているのではないのか。
こういう国家の態度を国民にあらわにしていて、日本の将来は大丈夫なのか。
国家への誇りが生まれるべくもないだろう。
帰宅途中のタクシーの中でビールや商品券のキックバックをせびる役人は前防衛省の次官に比べればかわいいものだが、かれらに自尊心はあるのだろうか。
日本国の組織が劣化していることはまちがいない。
『狂気の核武装大国アメリカ』(集英社新書)という本が出た。
毎日新聞の田中優子氏の紹介によると、核軍事システムがますます強くなるわけは、軍産複合体が国家を牛耳っているからだという。
前世紀半ばにアイゼンハワー米大統領が指摘していたことだが、日本で言うと天下り体制だろう。
今後、世界を滅亡へ導くのは、体内に巣食ったこのような癌組織かもしれない。
なんだか世界は百年前に逆戻りしたようで、そういえば、小林多喜二の『蟹工船』が売れる理由はこんなところにあるのかもしれない。