2007年02月01日(Thu)
感動しました
親戚の者が亡くなり、二七日忌を終えた。開棺で行われた通夜のことが頭に甦った。通夜法要の後、司会をして下さった女性が、控え室の私に、「感動しました」
と言ったのである。「え?」と言うと、「檀信徒の方ですか? 皆さん、ご唱和
されていましたね。良かったです」とのこと。参会者の多くが、方便品、自我偈
とお題目を唱え、故人を一生懸命に送ってあげたのであった。
若者のコメント
私もずいぶん前に、会社の関係で出席したお通夜が日蓮宗でした。他の宗派とは何となく雰囲気が違いますが・・・良い感じでした。よく分からんけど、お経が聞き易かったような気がします。
と言ったのである。「え?」と言うと、「檀信徒の方ですか? 皆さん、ご唱和
されていましたね。良かったです」とのこと。参会者の多くが、方便品、自我偈
とお題目を唱え、故人を一生懸命に送ってあげたのであった。
若者のコメント
私もずいぶん前に、会社の関係で出席したお通夜が日蓮宗でした。他の宗派とは何となく雰囲気が違いますが・・・良い感じでした。よく分からんけど、お経が聞き易かったような気がします。
2007年02月01日(Thu)
今月の聖語[平成十九年二月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「値遇」 文永二年 聖寿四十四歳
人間に生まれることは容易ではなく、さらに仏の教えに値遇する身となることはたえて希なことである。
かような深い因縁を思えば、貴殿も早く邪信を改めて正信を得、凡夫身を転じ清浄の仏身を成就せんものと志すべきである。
それには、念仏・真言・禅・律を捨て諸乗を統括した一乗経の妙法蓮華経を信受すべきである。もしそうであれば、心の迷いをぬぐい去り真実の覚証を得ることは疑いない。
世の人あげて念仏・真言・禅・律に帰す中に新法の勧信は抵抗が多いもの。蒙昧を開き理非を明らむ勇を鼓せ。「先ず汝目をふさぎ心を静めて道理を思え」と。
これが日蓮聖人のご事責である。
=解説=「値遇」 文永二年 聖寿四十四歳
人間に生まれることは容易ではなく、さらに仏の教えに値遇する身となることはたえて希なことである。
かような深い因縁を思えば、貴殿も早く邪信を改めて正信を得、凡夫身を転じ清浄の仏身を成就せんものと志すべきである。
それには、念仏・真言・禅・律を捨て諸乗を統括した一乗経の妙法蓮華経を信受すべきである。もしそうであれば、心の迷いをぬぐい去り真実の覚証を得ることは疑いない。
世の人あげて念仏・真言・禅・律に帰す中に新法の勧信は抵抗が多いもの。蒙昧を開き理非を明らむ勇を鼓せ。「先ず汝目をふさぎ心を静めて道理を思え」と。
これが日蓮聖人のご事責である。
2007年01月15日(Mon)
お正月
お正月、里山に点在するお檀家を、お経をあげながら回る。よく手入れされた林の奥に小さなお社が見える風景は、「美しい国」の象徴のようである。それは神道と仏教徒が調和してきた姿でもある。お茶を頂いていると、「お上人さん、この頃イノシシが出てきて悪さをするので困ります」とのこと。見ると山すそに防護柵がある。イノシシどころか熊も出没するそうだ。しかし、考えてみると、人間だけでなく、他の動物が存在しての大自然であろう。共生に慣れていきたいものだ。