アーカイブリスト
2008年07月01日(Tue)
今月の聖語[平成二十年七月]
平成二十年七月の聖語をご紹介します。
=解説=「喫緊(きっきん)の課題(かだい)」 (一二七八年弘安元年聖寿五十七歳)
日蓮聖人は、十二歳清澄寺(せいちょうじ)に登って仏教の修学に着手。四年後の十六歳、髪を剃り落として出家、是聖房(ぜしょうぼう)と名乗られた。登山につぐ第二の転機は仏弟子としての道を歩むことであった。四年間の基礎学の修得を卒(お)えてさらなる修学の志望をかきたて出家の道へと日蓮聖人をいざなった動機はいくつか知られる。
その主要で決定的であったのは無常観であり、人生無常苦・死の超克の問題であった。死は人生苦の集約であり、争乱にあけくれる中世のただ中に生きられた日蓮聖人は、そのことを日々に実感されたのである。そこから臨終の大事を解決することが何にも勝る優先課題、先決問題である、と思い定められた。
=解説=「喫緊(きっきん)の課題(かだい)」 (一二七八年弘安元年聖寿五十七歳)
日蓮聖人は、十二歳清澄寺(せいちょうじ)に登って仏教の修学に着手。四年後の十六歳、髪を剃り落として出家、是聖房(ぜしょうぼう)と名乗られた。登山につぐ第二の転機は仏弟子としての道を歩むことであった。四年間の基礎学の修得を卒(お)えてさらなる修学の志望をかきたて出家の道へと日蓮聖人をいざなった動機はいくつか知られる。
その主要で決定的であったのは無常観であり、人生無常苦・死の超克の問題であった。死は人生苦の集約であり、争乱にあけくれる中世のただ中に生きられた日蓮聖人は、そのことを日々に実感されたのである。そこから臨終の大事を解決することが何にも勝る優先課題、先決問題である、と思い定められた。
*Results 1-1 of 1