アーカイブリスト
2007年08月28日(Tue)
無題
散歩中に夕立に遭った。夕立が過ぎると暑さが去り、一気に秋の気配。周囲のたんぼの稲は出穂期を迎え、小さな白い花粉をつけている。冷気とともに花粉の香りがただよう。目をつむると、この夏の暑さが体から去っていく。疲れが抜けていくようで快い。私たちの苦しみの原因である煩悩の炎が消えることを仏教では涅槃という。その涅槃をちょっとだけ味わったようだ。
2007年08月21日(Tue)
無題
六十二回目の原爆忌が過ぎた。広島の原爆による死者は二十五万人をこえ、各地に多くの苦しむ患者がいる。そして原爆症の認定をめぐって患者と厚生労働省は、今なお裁判で争っている。苦しく弱い立場の自国民にたいして、よくも平気でこのように振舞えるものだ。これが美しい国か。
連日四十度をこえる猛暑が列島をおそっている。私たちは国に清涼剤を期待している。
連日四十度をこえる猛暑が列島をおそっている。私たちは国に清涼剤を期待している。
2007年08月07日(Tue)
八十歳の青春
八十歳の原野さんは一年二ヶ月かけて自転車で日本一周し、目的地を目の前にして事故のために亡くなった。テレビは旅の間に原野さんと出会った人々の感動を伝えていた。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
2007年08月01日(Wed)
今月の聖語[平成十九年八月]
今月の聖語をご紹介します。
=解説=「無常」 弘安二年(一二七九年聖寿五十八歳)
相思相愛の夫婦。夫が先立ち妻が残った。亡き夫を思う妻の真情の哀切(あいせつ)さは、死後日数(ひかず)を経ていよいよまさり、つのる。
一年を過し二年目もすごして第三回忌を迎えた。日蓮聖人は、慰藉の書状を呈し和歌二首をそえた。
「散りし花 落し果(このみ)も咲き結ぶ などかは人の 返らざるらむ」
「去年(こぞ)も憂(う)く 今年も辛(つら)き月日かな 想いはいつも 晴れぬものゆへ」
去ってのち再びまみえることのない死別。憂悲(うひ)に沈む月日。
亡夫恋慕の情を法華経の題目・南無妙法蓮華経におきかえて、どうぞどうぞお唱えつづけてくださいと念じ願う。状は、「法華経の題目を唱えまいらせてまいらせ」と記される。
=解説=「無常」 弘安二年(一二七九年聖寿五十八歳)
相思相愛の夫婦。夫が先立ち妻が残った。亡き夫を思う妻の真情の哀切(あいせつ)さは、死後日数(ひかず)を経ていよいよまさり、つのる。
一年を過し二年目もすごして第三回忌を迎えた。日蓮聖人は、慰藉の書状を呈し和歌二首をそえた。
「散りし花 落し果(このみ)も咲き結ぶ などかは人の 返らざるらむ」
「去年(こぞ)も憂(う)く 今年も辛(つら)き月日かな 想いはいつも 晴れぬものゆへ」
去ってのち再びまみえることのない死別。憂悲(うひ)に沈む月日。
亡夫恋慕の情を法華経の題目・南無妙法蓮華経におきかえて、どうぞどうぞお唱えつづけてくださいと念じ願う。状は、「法華経の題目を唱えまいらせてまいらせ」と記される。
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