2007年02月18日(Sun)
川端康成を読む
k市につくと古美術yへ行った。川端康成の書いた店額を見たかった。お茶をいただき古写経を見て辞した。有名な「伊豆の踊り子」をちょっと読んだ程度だったが、このところ氏の小説や随筆を読んで、描かれた日常の生と死の境が淡いことを知った。むしろそれが真実なのだろう。そして戦争直後の風俗を伝える『千羽鶴』にたちこめている人々の心の細やかなことに驚いた。数十年後の私たちは別世界に住んでいる。用事を終えて、夜遅くお寺に帰ると、犬のジョンと猫のルイが待っていた。