2007年08月07日(Tue)
八十歳の青春
八十歳の原野さんは一年二ヶ月かけて自転車で日本一周し、目的地を目の前にして事故のために亡くなった。テレビは旅の間に原野さんと出会った人々の感動を伝えていた。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
「八十歳の自転車旅行は正直つらい」しかし、と原野さんは言う。
「朝、目をあけたら、今日一日はわたしの青春」
「若い人におねがいです。一歩を踏み出す勇気を持ってください」
毎日へこたれるような出来事が多い。しかし、原野さんのようにがんばりたい。
2007年06月21日(Thu)
こころの雑草
散歩に出ると、きれいに植えつけられた稲の苗が風に揺れている。雑草はまったく生えていない。それもそのはず、田植えの前に、田はトラクターによって何度も耕され、強い日差しのために雑草は枯れていた。お題目は仏様の種である。この種を心という田に植え付けて成仏という収穫を迎える。もし心の田に貪り、怒り等の雑草が生えていたらどうだろう。まず心を清浄にしてお題目を唱えたい。
2007年06月13日(Wed)
無題
あたりはすっかり夏のよそおい。昼寝をする犬や猫を見ながら、愛読書である木村泰賢博士の『大乗仏教思想論』を開くと、仏教の根本精神は「世界を支配する道は我が心を支配するにある」【大法輪閣版61貢】とあった。法句経の最初に「ものごとは心にもとづき」【岩波文庫『真理のことば』】とあり、立正安国論の結語に「信仰の寸心を改め」とあることに得心がゆく。世の中の不正を声高にただす前に、まずは自分の心を省みたい。