2007年10月01日(Mon)
今月の聖語 [平成十九年十月]
平成十九年十月の聖語をご紹介します。
=解説=娑婆即寂光浄土 文永元年(一二六〇年聖寿三十九歳)
「国土泰平・天下安穏」は全ての人が願い望むところ。仏の教えは現実社会の仏土化、娑婆と呼ばれるこの世を仏の国土、仏国土とすること。娑婆の浄土化、娑婆即寂光浄土を目指すために仏教はある。
極苦のこの世を離れて他に求むべき極楽はない。だから、この世からの逃避・脱出は責任の放棄。この世にふみとどまって仏土建設に献身することが、仏教徒の仕業。そのことを日蓮聖人は、経文に準拠してこもごも語る。「経文顕然なり。私の詞(ことば)、何ぞ加えん」「文に就て世を見るに誠に以て然(しか)なり」となどと。経文と現実は符合する。
=解説=娑婆即寂光浄土 文永元年(一二六〇年聖寿三十九歳)
「国土泰平・天下安穏」は全ての人が願い望むところ。仏の教えは現実社会の仏土化、娑婆と呼ばれるこの世を仏の国土、仏国土とすること。娑婆の浄土化、娑婆即寂光浄土を目指すために仏教はある。
極苦のこの世を離れて他に求むべき極楽はない。だから、この世からの逃避・脱出は責任の放棄。この世にふみとどまって仏土建設に献身することが、仏教徒の仕業。そのことを日蓮聖人は、経文に準拠してこもごも語る。「経文顕然なり。私の詞(ことば)、何ぞ加えん」「文に就て世を見るに誠に以て然(しか)なり」となどと。経文と現実は符合する。