2008年05月13日(Tue)
伊豆法難
1261年の5月12日、日蓮聖人は鎌倉幕府によって伊豆へと流された。前年に前執権北条時頼へ奏進した立正安国論が物議を呼んでいたからである。聖人は諸宗との対論を望んだが、それはかなえられず、草庵を襲われ、あげくのはては流罪になった。
‥‥と考えているうちに、こう着状態に陥っている今日の政局を思った。昔も今も日本人は話し合いが苦手ではないのか。問答無用となりやすい。この点はもっともっと日蓮聖人に学ぶべきではなかろうか。いわゆる折伏のイメージからもっとも遠いのが日蓮聖人だと私は思っているのだが‥‥。
‥‥と考えているうちに、こう着状態に陥っている今日の政局を思った。昔も今も日本人は話し合いが苦手ではないのか。問答無用となりやすい。この点はもっともっと日蓮聖人に学ぶべきではなかろうか。いわゆる折伏のイメージからもっとも遠いのが日蓮聖人だと私は思っているのだが‥‥。
2008年05月08日(Thu)
マリオ ジャコメッリの写真
聖火や暫定税率のことで世の中が揺れに揺れた。
落ち着きたく思って、さわやかな風の中、えびす・東京写真美術館へ行った。
絵はもちろん好きだが、このごろ白黒写真が心になじむ。
ジャコメッリの写真の中でも特に黒い服装の老人や病人の写真が心に残る。
老病死という究極の人間の姿が写し取られている。
新しく新しく変化していく街の奥にはこのようにひっそりと生きている多くの人がいることを忘れてはいけないと思う。
落ち着きたく思って、さわやかな風の中、えびす・東京写真美術館へ行った。
絵はもちろん好きだが、このごろ白黒写真が心になじむ。
ジャコメッリの写真の中でも特に黒い服装の老人や病人の写真が心に残る。
老病死という究極の人間の姿が写し取られている。
新しく新しく変化していく街の奥にはこのようにひっそりと生きている多くの人がいることを忘れてはいけないと思う。
2008年05月01日(Thu)
奇妙は聖火リレー
じつに奇妙な、形容しがたい不可解な光景だ。
平和の祭典・オリンピックの聖火が百人をこえる警官隊に護られてよろよろと運ばれ、二、三度、抗議のアタックを受けている。
沿道では中国の旗とチベットの旗とがぶつかりあっている。
聖火はベルリン大会に始まるという。ナチスが第三帝国の国威発揚のために考案したようだ。
そうであれば、スポーツの祭典を表看板に、大国の国威発揚と商業主義の渦巻くオリンピックにふさわしい光景というべきかもしれない。
オリンピックの見所が一つ増えたのかもしれない。
平和の祭典・オリンピックの聖火が百人をこえる警官隊に護られてよろよろと運ばれ、二、三度、抗議のアタックを受けている。
沿道では中国の旗とチベットの旗とがぶつかりあっている。
聖火はベルリン大会に始まるという。ナチスが第三帝国の国威発揚のために考案したようだ。
そうであれば、スポーツの祭典を表看板に、大国の国威発揚と商業主義の渦巻くオリンピックにふさわしい光景というべきかもしれない。
オリンピックの見所が一つ増えたのかもしれない。