2009年05月25日(Mon)
apple
「映画『天使と悪魔』を見たか」と友人が言った。
まだ見てなかったが、先日、シリーズ前作の『ダビンチ・コード』をテレビで見たばかりだった。
イエスに妻がいて、もし、子孫がいたら‥という物語である。
「apple」の五文字が謎を解く鍵だった。
appleはニュートンのりんごであるし、知恵の木の実もりんごではなかったか。
それで思い出したことがある。
つい先日、銀座を歩いていると、apple社の前にいた。
このごろの銀座はすごい。
ブランドショップが軒を並べている。
そのapple社のすぐよこに占い師が座っていたのだった。
この対比の妙。
1と2の二進法だけでは、人はだめなんだろうな。
どうしても、飛躍しないと解決がないと、心の底で感じているのではないか。
apple社から出てきた二人連れの女性が占い師の前に行った。
彼女たちは何を占ってもらうのか。
経済成長率が記録的なマイナスになった。
どうしたらよいのか。
占ってもらいたいぐらいだろう。
考え方の基本的転換しかないのではないか。
文明の転換、象徴的にそれを担うものが宗教ではないのか。
宗教を題材とする映画はこれからも作られるだろう。
まだ見てなかったが、先日、シリーズ前作の『ダビンチ・コード』をテレビで見たばかりだった。
イエスに妻がいて、もし、子孫がいたら‥という物語である。
「apple」の五文字が謎を解く鍵だった。
appleはニュートンのりんごであるし、知恵の木の実もりんごではなかったか。
それで思い出したことがある。
つい先日、銀座を歩いていると、apple社の前にいた。
このごろの銀座はすごい。
ブランドショップが軒を並べている。
そのapple社のすぐよこに占い師が座っていたのだった。
この対比の妙。
1と2の二進法だけでは、人はだめなんだろうな。
どうしても、飛躍しないと解決がないと、心の底で感じているのではないか。
apple社から出てきた二人連れの女性が占い師の前に行った。
彼女たちは何を占ってもらうのか。
経済成長率が記録的なマイナスになった。
どうしたらよいのか。
占ってもらいたいぐらいだろう。
考え方の基本的転換しかないのではないか。
文明の転換、象徴的にそれを担うものが宗教ではないのか。
宗教を題材とする映画はこれからも作られるだろう。
2009年05月08日(Fri)
すてきな一言
渋滞を避けてというか、節約のために、連休の遠出は一般道。
山の中をひた走る。山の中にもこんなに立派な道が走っている。
無駄使いの結果といわれようと、ありがたい。
車を駐車場に停めて、渓谷をひたすら歩いた後、一軒のおそばやさんへ入った。
おそばを食べ終わり「値段のわりには、少なかったな」とつぶやきかけたとき、隣の家族ずれのことばが耳に入ってきた。
「ああ、おいしかった。この値段で、こんなにおいしいものを食べて、なんてしあわせなんだろう」
見ると、二十歳くらいの女性が話していた。
聞いて、ぼくは気持ちよかった。
文句を言いそうになっていた自分がすこし恥ずかしかった。
こんな風に、自然に感謝のことばを出せることが大切なことなのだろうと、あとで家内やこどもと話したのだった。
あの娘さんの一言で、私たち家族は気持ちよくなり、幸せな心をもって、家路についたのであった。
山の中をひた走る。山の中にもこんなに立派な道が走っている。
無駄使いの結果といわれようと、ありがたい。
車を駐車場に停めて、渓谷をひたすら歩いた後、一軒のおそばやさんへ入った。
おそばを食べ終わり「値段のわりには、少なかったな」とつぶやきかけたとき、隣の家族ずれのことばが耳に入ってきた。
「ああ、おいしかった。この値段で、こんなにおいしいものを食べて、なんてしあわせなんだろう」
見ると、二十歳くらいの女性が話していた。
聞いて、ぼくは気持ちよかった。
文句を言いそうになっていた自分がすこし恥ずかしかった。
こんな風に、自然に感謝のことばを出せることが大切なことなのだろうと、あとで家内やこどもと話したのだった。
あの娘さんの一言で、私たち家族は気持ちよくなり、幸せな心をもって、家路についたのであった。
2009年04月30日(Thu)
たいせつなこと
『たいせつなこと』というのはじつは絵本です。
絵の美しさと題名に惹かれて手にした。この絵本が出版されたのは1949年のアメリカ。訳者の内田さんが外国の小さな本屋で見つけて感動して、翻訳、出版されたのは2001年のこと。
私は読んで、驚いた。
法華経薬草兪品の世界がそのまま、簡潔なことばで表現されていると思った。
絵本の最後のページに、あなたにとってたいせつなのは、「あなたがあなたであること」と記されていた。
ところで、わたしは、目白の「古道具坂田」と中目黒の「cow books]という古本屋が好きで、機会があるとのぞいている。
どちらも、あまり広くない店が、目立たない通りにひっそりと建っている。
どちらも庵のような雰囲気。
共通していることは、お店をつくったご主人の人生がそのまま形になっていることだろう。
いま、この二つのお店のまえに立つたびに、「あなたがあなたであること」のたいせつさと、そしてそのむずかしさを思うのである。
人生の大半をかけて作り上げた、お店の形とこころが目の前に存在しているのだ。
これはもちろん、お寺も同じである。
そこの住職と家族が心をこめて作り上げたものが形になっているのである。
お寺を訪ねる人の心によいものを与えるお寺にしたいものと、わたしも努力しているのだが、たいへんむずかしいものだと反省している。
そういう意味で、目白と中目黒の二つのお店は、よいお手本だと、思っている。
絵の美しさと題名に惹かれて手にした。この絵本が出版されたのは1949年のアメリカ。訳者の内田さんが外国の小さな本屋で見つけて感動して、翻訳、出版されたのは2001年のこと。
私は読んで、驚いた。
法華経薬草兪品の世界がそのまま、簡潔なことばで表現されていると思った。
絵本の最後のページに、あなたにとってたいせつなのは、「あなたがあなたであること」と記されていた。
ところで、わたしは、目白の「古道具坂田」と中目黒の「cow books]という古本屋が好きで、機会があるとのぞいている。
どちらも、あまり広くない店が、目立たない通りにひっそりと建っている。
どちらも庵のような雰囲気。
共通していることは、お店をつくったご主人の人生がそのまま形になっていることだろう。
いま、この二つのお店のまえに立つたびに、「あなたがあなたであること」のたいせつさと、そしてそのむずかしさを思うのである。
人生の大半をかけて作り上げた、お店の形とこころが目の前に存在しているのだ。
これはもちろん、お寺も同じである。
そこの住職と家族が心をこめて作り上げたものが形になっているのである。
お寺を訪ねる人の心によいものを与えるお寺にしたいものと、わたしも努力しているのだが、たいへんむずかしいものだと反省している。
そういう意味で、目白と中目黒の二つのお店は、よいお手本だと、思っている。